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※本記事は「OS:Windows10」「Excelのバージョン:Office2019」を使用しています。
それでは早速いってみましょう!
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スクロールバーが短くなる原因
エクセルのスクロールバーがめちゃくちゃ短くなる現象。
みなさんも一度は経験したことがあるでしょう。
こんな小さな表なのにスクロールバー短すぎでしょ・・・。
こんな事態に二度と陥らないために、原因を説明していきたいのですが、
まずは、エクセルがデータをどう扱っているかについて具体的な例を挙げて説明したいと思います。
STEP1.ある一つのセルにデータを入力し、その後そのデータを削除する。
STEP2.そのセルの見た目は空白セルに戻る。
STEP3.しかし、そのセルには「一度入力したデータを削除した」という情報が残る。
(理由は、「元に戻す(Ctrl+Z)」に対応するため)
というわけで、スクロールバーが短くなる理由はもうお分かりではないでしょうか?
つまり、見た目が空白セルであっても実は「データを削除した」という情報を保持し続けているセルがシートの中に残っており、それが一つのデータとして扱われてしまっているため、スクロールバーが短くなった、というわけです。
では、この問題を解決する方法を2つ紹介していきます。
<方法その1>ジャンプ機能を使用して最後のセルを削除する
1つ目の方法は、「データを削除した」情報を保持しているセルを特定して削除する方法です。
①「ジャンプ」ダイアログボックスを開く
ショートカットキー[Ctrl]+[G]もしくは[F5]で、「ジャンプ」ダイアログボックスを表示させます。
これがジャンプダイアログボックスです。
リボンを使う場合は、ホーム→検索と選択→条件を選択してジャンプをクリックします。
②選択オプションを開く
「セル選択」をクリックするか、 [Alt]+[S]を押して、「選択オプション」を開きましょう。
Altキーを押しながらアルファベットキーを押すと、キーボードだけで操作できます。
選択オプションを開くことができました。
③「最後のセル」を選択する
[S]キーを押して、「最後のセル」を選択し、[Enter]を押します。
すると、「データを削除した」情報を保持している最後のセルが見つかります。
犯人はセル「FP306」だということが特定できました。
④最後のセルを含む行と列を削除する
最後のセルが見つかったら、そのセルを含む行と列を削除していきます。
まずは、ショートカット[Shift]+[Space]で、行を選択。※半角英数入力モードにしておくこと。
その後、[Ctrl]+[-]で行を削除。
次に、ショートカット[Ctrl]+[Space]で、列を選択。
その後、ショートカット[Ctrl]+[-]で列を削除。
⑤使用しているセルを選択しファイルを保存する。
ショートカット[Ctrl]+[Home]でA1セルに戻り、[Ctrl]+[S]でデータを上書き保存します。
すると、スクロールバーが正常な長さに戻ります。
めでたしめでたし!
<方法その2>不要な行(もしくは列)をまるごと削除する
2つ目の方法は必要なデータの部分以外を全て削除してしまう方法です。
<方法その1>がダメだった方はこちらの方法を試してみてください。
①使用している行の一つ下の行を選択する
まずは、使用している行の一つ下の行を選択しましょう。
今回は、表を12行目まで使用しているので、13行目を選択しました。
②使用していない行を全て削除する
ショートカット[Ctrl]+[Shift]+[↓]を押して、不要な行を全選択します。
104万8576行目まで選択されました。
その後、ショートカット[Ctrl]+[-]で行を削除します。
③使用しているセルを選択しファイルを保存する
ショートカット[Ctrl]+[Home]でA1セルに戻り、[Ctrl]+[S]でデータを上書き保存します。
すると、スクロールバーが正常な長さに戻ります。
元に戻った!
④列に対しても同様の処理をする
上記の方法でもダメな場合、列に対しても同様の処理をしましょう。
・使用している列の一つ右の列を選択する。
・ショートカット[Ctrl]+[Shift]+[→]を押して、不要な列を全選択する。
・ショートカット[Ctrl]+[-]で不要な列を全て削除。
・ショートカット[Ctrl]+[Home]でA1セルに戻り、[Ctrl]+[S]でデータを上書き保存。
これで、スクロールバーが正常な長さに戻ります。
というわけで、「データを削除した」情報を保持しているセルの個数や範囲によって処置は多少異なってきます。
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こういったトラブルにも対応できるようエクセルのスキルを磨いていきましょう!